「虹色はちみつ」エピソード

映画『虹色はちみつ』は、幼い頃に虐待を受けた経験のある女子高校生が、自分と似た境遇の女の子に出会い、自分の人生や家族、そして歩むべき道を見つめ直すストーリーです。

2018年3月。香川から東京へ引っ越した女の子が、両親からの虐待で死亡したというニュースを見て、「地元在住の女性監督の私が“子どもを守る話”を書かなくては」と強い衝撃受け、地元・香川県内の児童養護施設や病院、児童相談所の関係者を取材しました。「事件は絶望でしかないけれど、希望を持てる映画を作ってもらいたい」と、口々に語られる“希望へのメッセージ”を受け取ります。また取材を通じて出会った人々に「例え血のつながりはなくても、人を大切にすることで幸せになれる」と気づかされ、絶望ではなく、希望につながる物語として完成させました。

梅木佳子監督「この映画はドキュメンタリーではありません。物語です。しかし取材した現実が根底にあり、そこから“真実”を描こうとしました」 

ほ・とせなニュース

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